江添 佳代子の記事一覧

江添 佳代子

江添 佳代子

ライター、翻訳者。北海道生まれ、東京育ち、カナダ・バンクーバー在住。インターネット広告、出版に携わったのち現職。英国のITメディア『The Register』のセキュリティニュースの翻訳を、これまでに約800本担当してきた。
THE ZERO/ONEの記事を中心に、ダークウェブをテーマにした『闇ウェブ』(文春新書)の執筆に参加。

国内の言論統制が目的か? ベトナム人民軍のサイバー部隊「Force 47」(後編)

January 12, 2018 08:00

by 江添 佳代子

近年のベトナムとFacebook 前編でお伝えしたとおり、オンラインでの自由な発言を国民に許可していないベトナムは、中国やトルコなどの国とたびたび比較されてきた。しかし、これらの国々の中では比較的「ブロックが手ぬるいほう」だったと言えるかもしれない。 たとえばベトナムは2009年頃からFaceboo…

国内の言論統制が目的か? ベトナム人民軍のサイバー部隊「Force 47」(前編)

January 11, 2018 08:00

by 江添 佳代子

ベトナム人民軍は2017年12月25日、1万人規模の新たな軍事サイバーユニット「Force 47」(47部隊)の存在を公にした。このForce47は、インターネット上の「誤った見解」と戦うための部隊で、すでに一部で活動を開始したと伝えられている。 共産党による一党独裁の社会主義国ベトナムでは、インタ…

追放された「カスペルスキー」が米国土安全保障省を訴える

December 22, 2017 08:30

by 江添 佳代子

2017年12月18日、著名なセキュリティ企業のひとつであるカスペルスキー(Kaspersky Lab)が米国土安全保障省(以下DHS)を相手に訴訟を起こした。米国では12月12日、米政府機関でのカスペルスキー製品の利用を禁じる法案にトランプ大統領が署名したばかりだ。この署名で米国政府は、「国の安全…

ダークウェブで自動車爆弾を購入した英国青年は、いかにして特定されたか

December 15, 2017 08:00

by 江添 佳代子

2017年11月7日、爆発物の購入を試みた疑いで逮捕されていた19歳の英国人男性に有罪判決が下った。この事件には2つの注目すべき点がある。ひとつは、英国がサイバー犯罪の捜査で爆破事件を未然に防いだかもしれないという点。もうひとつは、「ダークウェブの利用者が捜査で特定された最新の事例かもしれない」とい…

サイバー犯罪者に狙われる銀行間通信網「SWIFT」(後編)

November 24, 2017 08:00

by 江添 佳代子

  →前編はこちら SWIFT(スイフト)の顧客の脆弱性を狙った複数のエクスプロイトが発生している。その不都合な事例を示してまで、SWIFTが顧客への注意喚起を行ったとき、金融機関の担当者の一部は「ここまでSWIFTが真剣に訴えているなら、バングラデシュ中銀の不正送金と同じような詐欺は何度か起こるの…

王室ファミリーやセレブも愛用? 英国美容整形クリニックがハッキングされデータ流出

November 8, 2017 08:00

by 江添 佳代子

英国を拠点とする美容整形外科がハッキングされ、数多くの患者の写真が奪われた。その事件を2017年10 月23日に報じたのは、犯人から写真の一部を送りつけられた米国のニュースサイト『The Daily Beast』の記者だった。 被害を受けた「London Bridge Plastic Surgery…

IoTアダルトグッズからわかる「BLE通信のセキュリティ問題」

October 18, 2017 08:00

by 江添 佳代子

ペネトレーションテストとセキュリティサービスの企業組織体「Pentest Partners」の研究者が先日、IoTのアダルトグッズの脆弱性に関する研究結果をブログで発表した。人々の注目を集めやすいグッズの話題だったためか、それは単純に面白いセキュリティニュースとして一般メディアでも取り上げられている…

イラン政府の関与が疑われる諜報活動グループ「APT33」が韓国を狙った理由

October 13, 2017 08:00

by 江添 佳代子

セキュリティ企業「FireEye」は9月20日のブログで、「APT33」と呼ばれるサイバー諜報活動グループの分析結果を報告した。同社のレポートによれば、この「APT33」はイラン政府の指示を受けて活動するAPT集団で、これまでのところ米国、サウジアラビア、韓国の航空宇宙、および石油関連の組織を標的と…