ダークウェブで英国の政治家のログイン情報が販売

『Security Affairs』

July 27, 2017 08:00
by 『Security Affairs』

英国の新聞『タイムズ』によると、ロシア人ハッカーが英国の何千人もの一流政治家や高官、外交官のログイン情報をダークウェブで販売しているという。

タイムズの記者が、ロシア語を使用しているハッキングサイトにおいて、盗難された認証情報の膨大なリスト2つが販売されているのを発見した。その大量の認証情報には、英国の国会議員と議会スタッフ1000人分、警察職員7000人分、そして外務省職員1000人以上ものログイン情報の詳細が含まれていた。

「英国の閣僚や大使、警察幹部のパスワードがロシア人ハッカーによってオンライン上で取引されていることがタイムズの調査によって明らかになった」とタイムズは報じている。「2つの膨大な量の盗まれたデータのリストから、英国の国会議員と議会スタップ1000人分、警察署職員7000人分、外務省職員1000人以上の私的なログイン情報詳細が明らかになった。また解析によって、部門IT責任者のものまで含まれていたことが分かった」

リストを解析した専門家は、リストにあるのは古い認証情報だと推測している。このリストは、LinkedInMySpaceのような以前に起きたデータ漏洩事件から来たデータを合わせて作られたようだ。

「リストには、以前の駐イスラエル大使や欧州連合離脱省の長官が使用していたパスワードも入っていた」とタイムズは続ける。気になるリスクは、被害者が他の機密システムやネットワークに同じ認証情報を使用している可能性についてのものだ。

興味深いのは、公式ガイダンスが推測されにくいパスワードの使用を推奨しているにも関わらず、多くの政治家が推測しやすいパスワードを使用していた。
「外務省でITに関する全責任を負う最高執行責任者Peter Jones氏は、リストのひとつに3700回も登場するという全く安全ではないパスワードを使用しているようだ」と同紙は続ける。

被害者の多くは、安全でないパスワードを複数のウェブサイトで再利用していた。以前の内閣で大臣を務めたBrooks Newmark氏もそのうちの一人だ。
 
翻訳:編集部
原文:UK politicians’ login credentials up for sale in the dark web
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。情報・データはSecurityAffairsが公開した当時のものです。

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