電子タバコを利用したハッキング手法が公開される

『Security Affairs』

July 21, 2017 08:00
by 『Security Affairs』

USBに接続する電子タバコを使用してマルウェアを埋め込む問題がある。これは2014年11月にソーシャルニュースサイト「Reddit」で議論が始まり、今もそれは続いている。

ハッカーはどんな電子デバイスでも悪用して、保護が不十分なネットワークにマルウェアを配信することができる。「電子タバコが攻撃ベクターになる可能性がある」というアイディアはお笑いぐさと思えるかもしれない。しかし、多くの電子タバコは直接USBポートに差し込んだりしてUSBから充電することができる。

「Reddit」に投稿されたレポートによると、あるユーザーのシステムですぐにソースが特定できないマルウェアが見つかるという奇妙な事件が起こったという。
「ある重役のコンピューターが、ソースを特定できないマルウェアに感染した」とRedditユーザーは報告した。「従来の感染方法は全てカバーしていたため、IT部門は他の可能性について模索し始めた」

事件の調査において彼は、電子タバコが充電器にハードコードされたマルウェアに感染していたことを発見した。一度被害者がそれをコンピューターに接続すると、悪意のあるコードがC&Cサーバーと通信して別の悪意のあるコードをダウンロードし、システムを感染させるようになっている。

改造された電子タバコやペン型のタバコは、標的のコンピューターを感染させるための有効なハッキングツールになり得る。

セキュリティ研究者Ross Bevington氏は、カンファレンス「BSides London」にて電子タバコをキーボードだと思い込ませてコンピューターに侵入する方法を披露した。

ここで重要なことを指摘しておくと、Bevington氏の攻撃手法では被害者のPCがロックされていない必要があるのだ。しかし「PoisonTapは、ロックがかかった機器でも作用するとても似た形式の攻撃だ」とBevington氏はSky Newsに話した

電子タバコは、ケーブルを差し込んだり、直接コンピューターのUSBポートに接続することができる充電式のリチウムイオン電池で稼働する。
「セキュリティ研究者らは、いかに電子タバコを容易に改造してコンピューターをハックするのかを披露している」と SkyNewsは報じている。

「ほんの少しの改造で、攻撃者はペン型電子タバコをそれが接続しているコンピューターに侵入するために使用することができる。その電子タバコは単に充電中であるとしか見えないだろうが」

研究者「@FourOctets」は、ペン型電子タバコを充電するだけでロックされていないラップトップに、任意のコマンドをしているところを見せる概念実証動画を公開した。

FourOctetsは、あたかもキーボードやマウスかのようにラップトップと通信することができるハードウェアチップをペン型電子タバコに組み込むという単純な改造をした。ペン型電子タバコにはあらかじめ書かれたスクリプトが保存されており、これがWindows上でメモ帳アプリを起動させ、「DO U EVEN VAPE BRO!!!!(あなたも電子タバコ仲間!!!!)」とタイプした、とSkyNewsは報じている。

以下、FourOctetsの実証動画である。


 
翻訳:編集部
原文:Attackers can exploit electronic cigarettes to hack computers
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。情報・データはSecurityAffairsが公開した当時のものです。

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