ダークウェブを使った児童ポルノサイトのユーザーが逮捕される

『Security Affairs』

June 9, 2017 08:00
by 『Security Affairs』

米国土安全保障省(DHS)は、Torネットワークの児童ポルノサイトにアクセスした容疑者らのIPアドレスを入手した。

法廷文書によると、容疑者たちは、パスワードで保護されている児童ポルノコンテンツへのリンクを、インターネットのファイル共有サービス「Ziifile」でシェアしていた。その裁判所命令は児童ポルノサイトの名前を明確に報告しておらず、「2万3000人以上のユーザーを抱える、人気の高い秘匿サービスの『掲示板A(Bulletin Board A)』」と表記している。

「『掲示板A』には、1500人以上の『承認されたユーザー』がいた。彼らは新しいコンテンツを積極的に投稿し、また『未成年者の性的搾取を求めるオンラインでのディスカッション』に従事していた。通常、メンバーたちはプレビュー画像とともに、複数の異なるクラウドベースのストレージサービス上のダウンロードリンクを掲載していた」と、その裁判所命令には記されている。「とりわけ『Bulletin Board』に含まれる投稿は、他のメンバーが投稿したコンテンツを見たり、自分でコンテンツを投稿したりできるようにするためのもので、その投稿はインターネットベースのウェブサイトで『パスワードがなければアクセスできない安全なサイト』と、『安全化されていないサイト』の両方があった」

捜査員たちは、「ダークウェブにホストされている児童ポルノのコンテンツに関わるアーカイブ」を入手するために、そのリンクにアクセスしたすべてのユーザーを追跡した。

「DHSは、非常に専門的な手法(たとえば特別なエクスプロイトや、最新の技術を利用するような)に頼ることもなく、児童ポルノのウェブサイトのユーザー数人に関する決定的な情報を得ることができた」と、『Darkwebnews.com』は報じている。

法執行機関が利用した技術は高度なものでなく、Torユーザーを非匿名化するために、いかなるエクスプロイトのコードも必要としない。今回のケースは、「匿名化サービスの誤った利用法は、ユーザーのアイデンティティを曝け出す」ということを実証している。

また当局者たちは、そのファイル共有サービスから、ダークウェブのポルノサイトのメンバーが投稿したデータの『ユーザーのダウンロード』に関連する情報も取得した。

Motherboard』によれば、すでに法執行機関は、そのファイル共有サイトにアクセスしてダークウェブのウェブサイトから児童ポルノのコンテンツをダウンロードした3人の容疑者を逮捕している。
 
翻訳:編集部
原文:Dark Web users of a child porn website tracked after visiting file sharing site
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。情報・データはSecurityAffairsが公開した当時のものです。

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