トランプ大統領のスマートフォンが危ない

『Security Affairs』

March 17, 2017 08:30
by 『Security Affairs』

セキュリティ専門家が最近、ハッカーに容易に侵入される可能性のあるトランプ大統領の私的な携帯へのサイバー攻撃のリスクについて警告した。New York Times が、トランプ大統領のAndroidスマートフォンの使用について最初に報じた。

アメリカのトランプ大統領は、未だに安全でない私的なAndroidスマートフォンを使用している。またオンラインで@WauchulaGhostの名で活動する専門家が、誤ったセキュリティ設定のせいで彼のTwitterのアカウントがリスクに晒されていると1月末に報告した。

アメリカ大統領公式Twitterアカウント@POTUSが、トランプ大統領の私的なGmailアカウントにリンクしていた。

そして上院議員2名が、ドナルド・トランプ大統領がいまだに安全でないAndroidを使用しているという事実についての詳細情報を米国防総省に書面で求めたと報じられた。

「これは、報道されているドナルド・トランプ大統領の個人的かつ非公式なスマートフォンの利用から生じるセキュリティ上の懸念事項についての文書である。公式発表では当初、トランプ大統領が就任前に『米国シークレットサービスが承認した安全で暗号化されたデバイス』を使用し始めたとしていた。しかしその後のレポートは、トランプ大統領が『古くて安全でないAndroidフォン』である私的なスマートフォンを使用し続けている可能性があることを示唆している」とデラウェア州の民主党員Tom Carper氏とミズーリ州の民主党員Claire McCaskill氏からの質問書に記されている。

「電子的に通信できる機能を持つことは大統領にとって重要だが、それを安全な手段によって行うこと、また大統領の記録の保存を保証できることも同じくらい大切だ」

国家が支援する攻撃者がトランプ大統領の私的な電話をハックし、機密情報にアクセスするかもしれないということを上院議員らは恐れている。

「安全でない電話の使用に関連するセキュリティリスクには、音声記録やカメラ機能を有効にする目的でデバイスにアクセスするハッカーの能力や、位置情報や他の情報追跡機能を可能にする監視ツールの使用などがある。そのため、これらのレポートはとても懸念される」と質問書は続けている。

攻撃者らはトランプ大統領の私的な電話のセキュリティ上の欠陥を悪用し、やり取りをスパイするかもしれない。このような理由から、国家のセキュリティ機関は個人的な携帯デバイスを使用させないようにするのだ。

「国防総省のポリシーやオペレーション設計、セキュリティ脆弱性のため、現在未承認のデバイスや政府が公的に入手したものでないデバイスの採用することはできない」と上院議員が質問書に引用した国防省の2013年商用モバイルデバイスの導入促進計画に記されている。上院議員らは、トランプ大統領が通信に利用しているのはどのような種類のデバイスなのかということについて文書による回答を求めている。彼らは、大統領の通信を保護するための国防情報システム局(DISA)の戦略に関する更なる情報を切望しているのだ。

彼らは、国防総省がトランプ大統領の私的な電話の使用に関連するリスクを緩和するための特定のポリシーや手順を策定しているのかを知りたがっているのだ。
 
翻訳:編集部
原文:Senators want more info on Trump’s personal phone and its defense
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。




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