13ヵ国の警察機関が協力しDDoS攻撃を行った34名のティーンエイジャーを逮捕

『Security Affairs』

January 10, 2017 08:00
by 『Security Affairs』

欧州刑事警察機構が、「DDoS用のサイバー攻撃ツールを使用した疑いのあるティーンエイジャーを対象とした、国際的な共同作戦」を発表した。
世界13ヵ国の警察機関が、DDoS攻撃ツールを利用した疑いのある34名を逮捕し、また101名の容疑者に対して尋問や警告を行ったことを、欧州の法執行機関であるユーロポール(欧州刑事警察機構)が発表した。

「ユーロポールとオーストリアやベルギー、フランス、ハンガリー、リトアニア、オランダ、ノルウェイ、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、英国、米国の法執行機関当局は、分散型サービス拒否攻撃(DDoS)用のサイバー攻撃ツールの利用者を狙った共同作戦を2016年12月5日から9日にかけて実施し、34名の逮捕、および容疑者101名の尋問、警告に至った」と、ユーロポールは公式発表で述べた

robert paul van beets / Shutterstock.com

ユーロポールの欧州サイバー犯罪センター(EC3:European Cybercrime Centre)は、EU圏の内外で世界中の法執行機関が容疑者を特定するための支援を行なった。逮捕された人物は、主に20歳以下のティーンエイジャーだ。

「『EU圏内の重要インフラや情報システムに影響を与えるサイバー攻撃』を対象としたプロジェクトEMPACT(対犯罪脅威欧州多領域プラットフォーム)のフレームワークの下、参加国は一体となって取り組んだ」と、ユーロポールは発表している。

逮捕された人物には全員、大規模なDDoS攻撃を起こすDDoS代行サービスに支払いを行った嫌疑が掛けられている。この「サイバー攻撃の原動力として使用されたツール」は、犯罪に利用されている「有料DDoSサービス」の一部だ。

「今の世代は、かつてないほど『テクノロジーが身近な世代』であり、サイバー犯罪の脅威を深刻にする可能性を秘めている。IT愛好家の多くは、若い頃から『低レベルに感じられる、ちょっとしたサイバー犯罪の活動』に関与しており、このような犯罪が結果として何をもたらすのかを認識していない」と、ユーロポールの欧州サイバー犯罪センター(EC3)の責任者Steven Wilson氏はコメントしている。「このような若者たちが犯罪の道を辿ることを防止し、また彼らが『より建設的な目的のために、自分の能力をどのように活用できるのか』を理解する手助けをするために、彼らとの関わりを持っていくことは法執行機関の重要な優先事項のひとつだ」
 
翻訳:編集部
原文:Dozens of teenagers arrested by the Europol over DDoS attacks
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。




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