スパイウェアがプレインストールされた26種類のAndroid Phoneモデルが出荷

『The Hacker News』

September 24, 2015 08:00
by 『The Hacker News』

新品のアンドロイドフォンを買ったって? だが、それがクリーンな状態だとは思わない方がいい。

セキュリティ企業G Data は、Xiaomi(小米科技)やHuawei(ファーウェイ)、Lenovoを含む人気スマートフォンメーカーのAndroid製スマートフォン20機種以上のファームウェアに、スパイウェアがプリインストールされていたことを明らかにした。

ドイツのセキュリティ企業であるG Dataは、Star(天星)社のスマートフォン「N9500」がユーザーをスパイする機能を搭載していたことを昨年公表している。Star社のN9500は、何の制約もなく、ユーザーに気付かれることもなく、個人的なデータや会話を侵害していたという。

スパイウェアの削除は不可能

プリインストールされたスパイウェアは、FacebookやGoogleドライブといった人気のAndroidアプリを偽装している。また電話のファームウェアの内部にあるため、電話をアンロックせずに除去することはできない。

「我々がここ1年で目にしてきたのは、常識では考えられないようなファームウェアレベルのマルウェアやスパイウェアが仕込まれたデバイスが大幅に増加しているということだ。これらは、幅広い範囲の未知の動作や迷惑行為をしている可能性がある」とG DataのプロダクトマネージャであるChristian Geschkat氏は発表の中で述べた

スパイウェアの機能

スパイウェアの機能は次の通りだ。

  • 電話での会話の盗聴
  • インターネットへのアクセス
  • 電話帳の閲覧とコピー
  • 望まないアプリのインストール
  • 位置データの取得
  • 画像の取得やコピー
  • マイクを使用した会話の記録
  • SMS/MMSの送信と閲覧
  • アンチウィルスソフトの無効化
  • メッセージングサービス(Skype、Viber、WhatsApp、Facebook、Google+)を介したチャットの盗聴
  • ブラウザー履歴の読み込み

サードパーティベンダーもしくは諜報機関の仕業か?

Starのデバイスと違い、サードパーティのベンダーや中間業者(小売店)、そしてメーカーではないどこかがデバイスのファームウェアに修正を加え、ユーザーのデータを盗んだり広告を挿入したりして稼いでいるとG Dataは考えている。

また、サプライチェーンでハックされた機器を介した意図的ではない感染や、政府諜報機関による意図的な妨害という可能性もある。

影響のあるメーカー

影響のあるスマートフォンメーカーは、Xiaomi(小米科技)、Huawei(ファーウェイ)、Lenovo、Alps、ConCorde、DJC、Sesonn、Xidoなどだ。疑わしいモデルの大部分がアジアやヨーロッパで販売されている。

しかしながら、中国の携帯電話機にスパイウェアがプリインストールされていたというのは今回が初めてのことではない。3月にも、モバイルセキュリティ企業のBlueboxがXIaomiの「Mi4 LTE」にマルウェアがプリロードされていることを発見した。これについてXiaomiは、感染した機器は、高品質な偽物だと説明した。

昨年末には、Coolpadのハイエンドなデバイスに「CoolReaper」というバックドアがプリインストールされていたことをPalo Alto Networksの研究者が見つけている。これらのデバイスは中国と台湾のみで販売されているものだった。

翻訳:編集部
原文:26 Android Phone Models Shipped with Pre-Installed Spyware
※本記事は『The Hacker News』の許諾のもと、日本向けに翻訳・編集したものです。

BugBounty.jp

システムに内在するリスクをチェックセキュリティ診断(脆弱性診断)

提供会社:スプラウト

企業や組織のWebアプリケーション、各種サーバー、スマートフォンアプリケーション、IoTデバイスなどの特定の対象について、内外の攻撃の糸口となる脆弱性の有無を技術的に診断します。外部に公開す るシステムを安心かつ安全に維持するためには、定期的なセキュリティ診断が欠かせません。

BugBounty.jp

サイバー空間の最新動向を分析脅威リサーチ

提供会社:スプラウト

サイバー攻撃に関連した機密情報や個人情報が漏洩していないかをダークウェブも含めて調査し、もし重要な情報が発見された場合は、その対応策についてもサポートします。また、サイバー攻撃者のコミ ュニティ動向を分析し、特定の業種や企業を狙った攻撃ツールやターゲットリストが出回っていないかなどの特殊な脅威調査も請け負っています。

中国でライドシェア殺人事件が発生

May 22, 2018 08:00

by 牧野武文

5月6日早朝、中国版ウーバーの「滴滴出行」(ディディチューシン)のライドシェアを利用した女性が、運転手に殺害されるという痛ましい事件が起きた。ほぼすべてのメディアが連日報道する大事件となった。各交通警察は、中国人民公安大学が制作した「ライドシェアを利用する女性のための安全防犯ガイドブック」を配布して…

アリペイの盲点を突いた男に懲役5年

May 15, 2018 08:00

by 牧野武文

アリババが運営するQRコードスマホ決済「アリペイ(支付宝)」のシステムは、かなり堅牢だ。 アリババは、どのようなセキュリティ対策をしているかは一切公表していない。ただ、ネットではよく「10段構えの防御システムになっている」と言われる。最も外の防御システムが突破されるとアラートが発せられて、緊急チーム…